本のかんたんな紹介
今回紹介する本はこちらです。
『チーズはどこへ消えた?』 著:スペンサー・ジョンソン
変化することを明るく前向きに捉えさせてくれ、
自分の日々の行動や気持ちの変動のふりかえりができる本です。
物語になっており、ページ数も少ないのでとても読みやすいです。
なぜこの本を読んだのか
どこかで紹介されていたからです。
かなり前のことなので、情報源は覚えていないです…。
ユニークな一節の引用抜粋
新しい方向に進めば新しいチーズが見つかる
新しい方向に進もうとしたとき、まず最初に出てくるのは得体のしれない恐怖だと思います。
新しいチーズが見つかったときのことを鮮明に思い描くとともに
今自分はどこにいるのか?どんな不安を抱えているのかを明確にすることが重要だと
改めて感じました。
「新しいチーズ」をどのように捉えるか、どのように意味付けするかは自由です。
だからこそ幅が広くて迷ってしまうこともたくさんあります。
それでも、徐々に「新しいチーズ」をハッピーなものに切り替えていくこと、
きっと「ハッピーじゃないものが出てきてしまった…。よし、今からハッピーに切り替えよう!」の連続なんじゃないかなと思います。
「新しいチーズ」はどんな形でどんな味で、それを手にした自分はどんな気持ちになっているのか。
感情や細部に注目することで、より勇気のエネルギーが湧いてきます。
でも、それがすぐにできなくても自分を責めることはしません。
まずは自分が今どう感じているのか、言語化するところからスタートです!
自分の心の中に作り上げている恐怖の方が現実よりずっと酷いのだ
どうしていつも自分の中の恐怖はどんどん膨れ上がるのでしょうか。
古代の昔から、恐怖を抱くことは生きていく上で敵を察知して生き残るために必要不可欠な要素だったからでしょうか。
恐怖を作り上げることが、ここから動かないことにつながり、
結果的に安心安全の場所にいられると認識しているからでしょうか。
人は変化することを恐れる生き物です。
私は特にそうかもしれません。
じゃあどうするか?安心安全と一緒に変化すればいいのでは、ということが一つの結論です。
「安心安全と一緒に変化する」とは何か。
自分が安心できる材料を知り、それをいつでも持ち運べるもしくは取り出せる状態にしておく。
どういう環境だと安心できないかを知り、どのように安心材料を使えば安心につながるかを事前に把握しておく。
今書きながらパッと思いついたことですが、今の私にはこれがベストなのかもしれません。
自分の考えや本への想い
自分の中の恐怖を上手に使うこともアリだなと感じました。
変化しないことによる「安心」よりも、「悪影響」を大きく捉えられるようになれば
変化することに対しての一歩が軽くなるのかなと。
物語形式で余白がある本が改めて好きだなと思いました。
改めてタイトルを見てみると、思い出すだけで
変化しないことによる恐怖が呼び起こされる感じがしました。
まとめ
登場人物に感情移入しながら変化すること、しないことが
何を意味するのかを知ることができます。
普段から本を読んでいる人も、そうでない人も衝撃を受けるのではないかと思います。
人間なら全員が共通で持っているであろう「変化」というテーマに
向き合っているこの本を読むことで、自分の中にある隠された意識と可能性に触れることができます。